第30号蝦夷リュウキンカ
| 学名 | Caltha palustris var. barthei |
|---|---|
| 和名 | 蝦夷立金花 |
| 科名・属名 | キンポウゲ科リュウキンカ属 |
| 花言葉 | 必ず来る幸福 |
| 特性 | 水生多年草 |
| 生息地 | 日向の湿地 |
| 花期 | 5月 |
早春の野に輝く黄色の群生
北海道・本州北部の早春、木立で囲まれたような小さな湿地を覗くと、キラキラ輝く黄金色の花の群生に出会うことができます。それが蝦夷リュウキンカです。当園では水芭蕉を栽培している湿地に繁殖しています。
茎が直立し、黄金色の花をつけることから立金花と名づけられました。よく似た植物で「エンコウソウ(猿猴草)」があります。エンコウソウは猿の腕のように横に茎を伸ばし、リュウキンカ(蝦夷リュウキンカ含む)は縦に立つように茎を伸ばします。リュウキンカよりも花も葉も茎も、すべてが大きいのが蝦夷リュウキンカの特徴です。
蝦夷リュウキンカはトリカブトに代表される有毒植物が多いキンポウゲ科ですが、例外的に食べられる山菜です。北海道では「蝦夷リュウキンカ」というよりは、湿った谷地に生えるフキに似ている植物として「谷地ブキ(ヤチブキ)」と呼ばれ、花、葉、茎、葉柄の全てが食用になるそうです。なお、リュウキンカは毒があるので食べられません。
大きくなるにつれ苦味が強くなるため、早春に食べるのがおすすめです。特に、花が咲く前の茎が美味。蕗のように茎の皮を剥き、熱湯にくぐらせる程度で食べられます。大きく育って緑色が濃くなったものは苦味が強いので、さっとゆでて、半日くらい水さらしておく方が良いでしょう。食べ方は、みそ汁、おひたし、酢みそ和え、ゴマ和え、マヨネーズ和え、佃煮、油炒め、卵とじなど色々楽しむことができます。
栽培には、日向の湿地が理想です
湿地や沢に自生しているので、栽培は露地植えよりも鉢栽培に向きます。通年、日向で管理し根は水の中にいるようにします。ひとまわり大きい容器に水を張って鉢の半分程が常に浸る状態にし、3日に一度水の入れ替えをします。
露地植えの場合は、小川や田園などに植え付けましょう。周りに背の高い植物が増えだすと衰退してしまう、環境の変化に弱い植物です。あまり流れが強いと流されてしまうので気を付けます。
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