第2号キツネノカミソリ
| 学名 | Lycoris sanguinea |
|---|---|
| 和名 | 狐の剃刀 |
| 科名・属名 | ヒガンバナ科・ヒガンバナ属 |
| 花言葉 | 妖艶 |
| 特性 | 多年草 |
| 生息地 | 山野の半日陰~日陰 |
| 花期 | 8月~9月 |
葉っぱと花は同時に見られない、ちょっと変わった花
キツネノカミソリはヒガンバナ科ヒガンバナ属の花。それからもわかるように、お盆の時期におなじみのヒガンバナの仲間です。
春に30cmほど葉が伸びるのですが、この葉の形がカミソリに似ていることから、山の中で「キツネ」が使う「カミソリ」と連想して、この名前になったと言われています。その後葉は枯れ、夏の間は球根のみの状態になります。これは、まだ他の植物があまりいない時期に葉を茂らせ光合成をし、夏、植物の競争率の激しい期間は休んで、秋の開花に備えているためです。
秋になると30~50cmほどの茎をだし、黄赤色の花を3~5個程咲かせます。このとき、葉は全くありません。花と茎しかないその姿は、ちょっと不思議な光景です。
山野草には珍しい、とても鮮やかなオレンジ色をしていて、はっとするような美しさがあります。土からスラリと伸びた茎の先端に花が踊る姿は、花言葉の「妖艶」という言葉がぴったりです。
毒性を生かしてネズミ・モグラ除けに!?
ヒガンバナ科の植物は有毒といわれますが、このキツネノカミソリもまた有毒です。
古くから、ヒガンバナ科の植物は田のあぜ道や墓の周りなどによく植えられてきました。これは、鱗茎に含まれる毒により、野ネズミが穴を掘らなくなるためであったようです。
以前『畑の苗達をねずみが食べて困る・・・』と、知り合いの業者様に相談したところ、『ヒガンバナ科の植物(毒がある)を周りに植えると良い』と教えていただきました。このアドバイスは、古人たちの知恵を応用したものです。
緑の中に揺れる花姿はとても幻想的。周りの緑と黄赤の花の鮮やかなコントラストが目を引き、印象的な風景をつくりだします。花がとても綺麗なので、素敵な『ネズミ』『モグラ』除けになると思います。
キツネノカミソリは丈夫で手間いらず
キツネノカミソリは花は咲きますが、種ができません。簡単に言うと種なしスイカと同じ原理なのだそうで、子孫繁栄は基本的に球根の形で行われていきます。
育成は、木漏れ日のさすような半日陰で行いましょう。極めて丈夫な植物なので、庭に一度植え付けたら、特別な世話の必要はありません。込み合ってきたら植え替える程度です。掘り上げたら、根が乾かないうちにすぐ植え付けます。
春に葉を30cmほど出した後、上部がなくなり(葉が枯れなくなり)お盆あたりに茎を出して花を咲かせます。水やりは上部がある時期は表面が乾いたらたっぷりと。上部がない時期は週に1回ほどたっぷりとあげます。有毒植物ですので、手袋等をして扱ってください。
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