[気になる話題・第3回]
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春一番に咲く可憐な白い花は、あなたのお庭にいち早く春を運んで来てくれます。
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科 名:キンポウゲ科 |
|---|---|
| 和名:菊咲一華 | |
| 学名:Anemone pseudoaltaica | |
| 英名:Altai anemone | |
| 多年草 |
春に現れる白い絨毯
庭の雪が消えて一番に咲くキクザキイチゲ。
「菊咲一華」といい、「菊のような花を咲かせる一輪草」という意味です。その名の通り花の形は菊によく似ていて、小ぶりながらも不思議な存在感があります。
色は白いものが圧倒的に多いのですが、中には薄い青や紫色の変わり者もいます。注意して探せば、真っ白な花の中、ほんのり青いお化粧をしたお洒落さんを見つけることができるかもしれません。
大きさは15~20センチ、ひとつの花は約3センチととても小さいですが、群生するとまるで白い絨毯(じゅうたん)のよう。とてもロマンチックなこの絨毯は、春先にだけ現れる特別な絨毯です。
春のはかなさを感じさせる可憐な花
このお花は、以前紫葉社長のイチ押しで紹介したフクジュソウと同じ、スプリングエフェラメルというタイプの植物です。
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物は、春先に小さな花を咲かせ、光が林床にキラキラと踊っているうちに光合成をして、たくさん栄養をたくわえます。その後、頭上の落葉樹が青々と葉を開く夏ごろになると、早くも活動を終え、地上部は枯れて眠りに就いてしまいます。
地上にこの植物が顔を出している期間は、わずか2ヶ月足らずです。次に花が咲くのは翌春。それまでの期間は、地中の地下茎や球根の姿のまま、じっと次の季節を待っているのです。
一年のほとんどを地中ですごし、短い芽生えの季節に精一杯花を咲かせる・・・春の喜びとはかなさを感じさせる可憐な花です。お庭に植えて、ひとときの花の生命力を身近に感じるのも素敵ですね。
キクザキイチゲは男?!
この花は一部の地域で「オトコカタコ」と呼ばれています。これは、同じ時期に咲くカタクリの花のピンクを「女性」、キクザキイチゲの白を「男性」と見立てたからです。
確かに、すらりと伸びた細い茎の先にしっとりと花をつけるカタクリは、奥ゆかしい女性のように見えます。一方、キクザキイチゲが葉を広く伸ばし、広く群生して咲く様子は、どっしりと構えた男性に見えなくもない…かも? 昔の人の感性はとても面白いですね。
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