[紫葉社長のイチ押し・第5回]
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花の様子が、絹糸のように美しいと愛されてきたカライトソウ。あなたのお庭をきっと華やかにしてくれるはずです。
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科名:バラ科ワレモコウ属 |
|---|---|
| 和名:唐糸草 | |
| 別名:唐打草 (カラウチソウ) | |
| 学名:Sanguisorba hakusanensis | |
| 英名:なし(日本固有種) | |
| 多年草 |

花はかわいい猫じゃらし、根は頼れるお薬
細い茎の先にピンクの花を咲かせるカライトソウ。その美しい花の様子から、まるで唐(外国)から来た絹糸のようだと讃えられました。
つぼみのころの穂はピンと上を向いていますが、花が咲き始めると次第に下に垂れていきます。こうべを垂れたその姿は、ピンクの猫じゃらしのようにも見えて、なかなか愛嬌があります。茎が細く倒れやすいので、気になるのであれば支柱を立てるとよいでしょう。
学名はSanguisorba hakusanensisといいますが、このSanguisorba(サングイソルバ)は、ラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」が語源です。根にタンニンが多く、止血効果のある薬として昔から利用されてきました。

寒さに強い、耐寒性多年草
カライトソウの大きさは40㎝~80㎝ほどで、環境が良ければ1mまで育つこともあります。肥料を調節すれば丈が短くても花が咲くので、庭で思いっきり大きく育てても、鉢植えで小さめに可愛らしく育ててもいいでしょう。風通しが良く、日当たりのよいところで管理するのがお勧めです。耐寒性多年草なので半日日陰でも大丈夫。初心者にも簡単な、比較的育てやすい植物です。
ですが、日蔭よりも日向の方が花つきがよくなります。たくさん花を咲かせたいのなら、日向で太陽の光をたっぷり与えましょう。乾燥を嫌うので水もたくさんあげてください。
鮮やかなピンクの花は、きっとあなたの庭をにぎやかにしてくれるはずです。

花びらがない?!バラ科の変わり者
カライトソウは、バラ科の植物。しかし、「ベルサイユのばら」という漫画のタイトルにもあるような、絢爛豪華なイメージのバラとは似ても似つきませんね。
カライトソウが属する「バラ科ワレモコウ属」は、進化の途中で花びらがなくなってしまったという変わり者なんです。
私たちが普段花だと思って見ているのは、実は雄しべ。ガクが4枚あるのですが、雄しべがガクより長いので、この雄しべの色が目立つのです。
「バラ科」というだけでも驚きなのに、花びらがないとは本当にびっくりですね。
一説によると、虫媒花から風媒花へ変化する途中の植物ではないか・・・という話もあるそうです。
知れば知るほど不思議な植物、カライトソウ。あなたの庭でもこの謎めいた花を育ててみてはいかがでしょうか。
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